注文住宅は、所有する土地、または土地の購入と共に住宅を建築するスタイルの一戸建て住宅となり、あらかじめ建設された建物を購入する建売住宅と異なり、任意の土地に建築できることや、工法、間取り、設備の選択が自由と言う自分の理想に近い住宅設計を行えることが大きな特徴です。こうした特徴の中でも最も重要なのが、任意の土地に建築できることです。新築物件の多くは建売住宅となっていますが、この建売住宅の大半は、広大な土地を区分けして複数棟建築する分譲住宅となっているため、まとまった土地の確保が必要となります。そうした土地は、もともとが店舗や工場、倉庫、田畑といった土地のため、立地条件があまり良くないという特徴があります。
後になって店舗などは増えていくことがありえますが、総合病院や学校、公園といった施設は簡単にはできないため、こうした施設に近い立地を望む場合は、土地の購入を行い注文住宅を建築することが近道です。とくに学校の近くであれば、小さなお子様の通学も不安は減りますし、病院が近ければ老後の生活に安心感が生まれます。そのため、快適な生活を求めて注文住宅を考えている方は、設備や間取り以外でも立地条件の自由を重視して建築することが重要といえます。最近では高度経済成長期に建築された住宅が老朽化し、土地が売り出されていることも多いことや、住宅ローンの低金利化によって、購入費用の予算が建てやすい時期でもあるため、その敷居は低いと言えるでしょう。