注文住宅では施主の意向を反映させることができる住宅ですので、省エネ性能を高めた住宅を建てることが可能です。最近の省エネ性能では、最低限の設備が完備されているものから、最新のスマートハウスまで様々な種類のものを選ぶことができます。スマートハウスを注文住宅として建てれば、それだけで税制面の優遇を受けられるというわけではなく、税制や住宅ローン金利の優遇措置が適用されるものとしては、省エネ住宅やスマートハウス、認定長期優良住宅について、それぞれの住宅の差を把握しておくことをおすすめします。省エネ住宅とは、冷暖房設備などにおける消費エネルギーを減らすなどの省エネルギー化についての配慮を行っている住宅のことを言います。
床や天井、屋根、壁などに断熱材を入れたり、気密性能や断熱性能の高いドアや窓を設置することで、室内と室外における熱の出入りを最小限にする住宅が、省エネ住宅に該当します。省エネ性能を高めることによって、冷暖房の影響によるCO2の排出量を減らすことにつなげることができますし、それによって地球温暖化の貢献が可能になります。環境への貢献だけにとどまらず、光熱費を節約することにつながることから、家計にも優しい住宅としてのメリットが得られます。注文住宅を建てるときに省エネ住宅にするときには、住宅の構造躯体である気密性や断熱性における床やドア、窓、壁などの構造がどの程度であるのか、熱が逃げにくいかどうかによって問われることになります。