注文住宅を建てるのなら、工務店やハウスメーカーに希望だけを伝え、あとは任せっきりにしてしまう、などといったことや、まして言われるがままに契約書に判子をついてしまうといった状態では、もしかするとトラブルになってしまうかもしれないので、しっかりとその都度確認し、わからないなら質問しながら、一歩ずつ進めていきたいものです。そのためにはまず、注文住宅の場合、業者に事細かくどうして欲しいのかを伝え、話がまとまったのなら契約することになるわけですが、その前になるべくなら設計図を見ておくようにしておきたいのです。口頭での説明では十分に完成した家をイメージすることができないためでもありますが、結果的に証拠として残すことにもなるので、必ず書面による確認をしましょう。ただ、ここで問題となるのは、業者からしてみると、まだ契約が済んでもいない人のために、それなりの労力や時間を使ってまで注文住宅の設計図を用意するのは、かなりのリスクを伴うため、すべてを揃えることはできない場合が多いかと思います。
もしもそういう状況になったのなら、出来上がっている設計図だけ見せてもらい、業者との会話は録音をすようにしておくことをおすすめします。これなら、あの時にこう言った、こうするはずだった、などといったことが起こらなくて済みます。仮に、記録に残すのを嫌がるような業者なら、始めから施工を依頼するに値しないところなので、はっきりと断ってしまいましょう。